Webサイトをリニューアルする際はやるべきことが多く、バタバタしていると肝心なことが抜け漏れてしまいがちです。
いくつか、抜け漏れしやすいことをリストアップしますので参考になれば幸いです。
URLが変わる場合は事前の洗い出しと準備を。
URLが記載された広報物やメールが世に出るタイミングを確認する
パンフレットやチラシ、メールマガジンなどが、いつのタイミングで世に出るかを洗い出しておきましょう。
メールマガジンなどを定期的に送っている場合は、テンプレートを変更するタイミングを理解していないと旧WebサイトのURL記述が残ってしまう場合があります。
新旧のWebサイトのURLの対応表を作っておき、広報やお問い合わせ担当に切り替えタイミングとともに伝えておきましょう。
広報物などで、「Webサイトのここからお申し込みください」のように、旧Webサイトのページのキャプチャ図版と共に案内をしている場合は、次にその広報物を出すタイミングに、リニューアル後のデザインを準備して制作する必要があります。(図版が間に合わない場合は、「※●年〇月にリニューアル予定」などと記載すると親切です。)
また、団体・社員のメールの署名や不在時どの自動応答メールの設定なども古いものが残らないように、事前に周知しておきましょう。
広報物・告知物のチェックポイント例
<印刷物>
- 名刺
- チラシ
- パンフレット
- ダイレクトメール
- 商品パッケージ
- 会社封筒 等
※QRコードの存在はつい見逃しがちです。URLが変更になる場合はQRコードの差し替えも発生します。もれなくQRコーダーで読み込んで確認するようにしましょう。
<メール、リンク>
- リスティング等のネット広告のランディングページ設定
- メールマガジンのテンプレート
- お問い合わせの回答テンプレート(自動回答分も含む)
- SNSの定期投稿内容
- メールの署名
- 問い合わせフォームや決済フォームなどの外部サービスから吐き出される「自動返信メール」や「完了画面」に記載の内容
リリース前に余裕を持って関係者に事前告知をする
同じユーザーが何度も来訪するような形のサイトの場合、事前告知をするとよいでしょう。
サーバーを停止させるような場合は、メンテナンス告知を出すのが親切です。
メンテナンス告知を出すタイミングは、ユーザーの平均的な来訪頻度に合わせて、3日に1度が平均的なのであれば、遅くともリニューアルの4~5日くらい前には告知を出すとよいでしょう。
定期的に来訪するユーザーはあまりいない、というWebサイトの場合は特に告知は不要です。
リリース当日は新しいWebサイトの動作確認を
リニューアルしたWebサイトを、パソコン・スマホなど複数の端末で動作確認し、問題がないか確認しましょう。
リリース前にテストサーバーで一通り動作確認をしたうえでリリースしていることを前提として、本番環境でしか確認できないこと、重要なアクションの動作などを優先して確認するようにします。
制作会社が本番移行作業をする場合は、終了見込み時間を確認し、予期せぬトラブルにもすぐ対応できるよう、体をあけておきましょう。
本番環境で確認しておきたいことの例
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- お問い合わせや資料請求、購入、決済などの動作の確認
- Google AnalyticsやGoogle Search Consoleなど検証ツールが動作しているか、検証ツール側にログインして確認
- Facebookでページをシェアできるか確認
- SNSに投稿した際のOGP画像の設定
- サイト内検索がついている場合は検索の挙動を確認
- 旧Webサイトからの転送設定
※旧Webサイトが別サーバーなどで残っている場合は、新Webサイトの動作確認が問題ないことを確認したあと、301転送を行いましょう。転送設定が済んだら、検索サイトでWebサイトを検索し、旧Webサイトの表示をクリックしたら新Webサイトに転送されるかを確認しましょう。