Claudeに「学習モード」が搭載。パートナーからメンターへ
Anthropicは、2025年8月15日に、対話型AI「Claude」の「学習モード(learning mode)」を開発者および一般ユーザー向けに提供開始しました。この機能はこれまで教育機関向けに限定提供されていましたが、今後は誰もがAIを活用して学びながら問題解決に取り組めるようになります。
学習モードを利用しよう
Claudeでチャットを開始する際、「検索とツール」ボタンをクリックして「スタイルを使用」というサブメニュー内に、「学習」というスタイルが追加されています。


この状態でなにか質問をすると、普段なら回答をしてくれるところを、「現在の理解度」などをClaudeの方から質問形式で返答してくるようになります。

これに対して回答をすると、さらに質問を重ねて、利用者側が考えることを促してくれます。

こうして、すぐに答えを導くのではなく、考えたり調べたりすることを促して、学習を伴走してくれるというわけです。
Claude Codeでも利用しよう
Claudeをコマンドラインから利用できる「Claude Code」でも利用できます。Claude Codeを起動したら、「/output-styles」のスラッシュコマンドを入力します。すると、「Learning」というスタイルを選べるようになっています。

これによって、プログラムコードを生成する際に一部のコードの入力を促すなどして、利用者に理解やプログラミングスキルの向上を促してくれます。
AIは、パートナーからメンターへ
このような「学習モード」は、Claudeに限らずGeminiなどでも搭載されていて、1つの生成AIの流れになっています。
これまでのAIは、求めに応じて即座に対応する「パートナー」としての役割が求められてきましたが、使う側がAIに依存しすぎてしまって、考えたり作る事を放棄してしまうことを避けるために、「メンター」の役割を担うことになります。
ただ同時にこれは、生成AI自身が学習するための機能なのかもしれないと思いました。これまで、生成AIは私たち人間が生み出してきた、膨大なデジタルデータを使って学習してきました。しかし、生成AIが発達すればするほど、人間が新たに生み出す「コンテンツ」は少なくなり、生成AIが生み出したものが溢れていくことになります。
すると、生成AI自身は学習をしにくくなってしまいます。そこで、こうして利用者である人間と会話をする機会を増やすことで、人間の知識を新たに学習しているのかも知れません。
学習モードがどのような場面で役立つようになるか、考えていきたいと思います。