WordPressは、ニュース記事やブログなどを書くのには手軽で、記事を分類するカテゴリーも設定できますが、例えば次のような情報を管理したい場合には、少し物足りません。
- 商品のリストを作成し、値段や性能、大きさなどを分類する
- アーティストのライブ情報を時系列で掲載する
- 不動産会社で管理物件の住所や広さなどで管理する
このような「構造化されたデータ」を管理したい場合、情報をすべて本文欄に入れてしまうと、活用しにくくなってしまいます。
そこで利用できるのが「カスタムフィールド」です。
カスタムフィールドを利用しよう
カスタムフィールドを利用するには、投稿や固定ページの新規作成画面で、右上の「表示オプション→カスタムフィールド」のチェックボックスをチェックします。
本文欄の下に、「カスタムフィールド」という入力欄が表示されるので、ここに「名前」と「値」を入力します。これは例えば、ショップの商品情報であれば、
- 値段
- 在庫の有無
- 色、大きさなど
になるでしょう(なお、商品名は「サブジェクト」で管理するのが良いでしょう)
アーティストのライブ情報であれば、
- 時間
- 場所
- チケットの有料・無料
等になります。管理する情報によって異なりますが、「構造化」したいデータを管理しましょう。
カスタムフィールドを表示する
カスタムフィールドに入力した内容は、そのままでは画面に表示されません。そのため、次のようなプラグインを利用して画面に表示させます。
インストールして有効化すると、メニューに「Custom Fields Display」メニューが増えるので、これをクリックして、画面に表示させたいカスタムフィールドにチェックを入れましょう。本文の下に表示されるようになります。
カスタムフィールドで検索する
カスタムフィールドは、そのままではサイト内検索でも検索の対象とはなりません。そこで、次のプラグインで対象に含まれるようにしましょう。
すると、検索窓でカスタムフィールドに登録した内容も検索できるようになります。
より分かりやすい検索画面を作成するには、次のプラグインも効果的です。
こちらは、ウィジェットの検索窓をカスタマイズできるプラグインですが、ここでカスタムフィールド専用の検索項目を作成することができます。そのため、図のような検索窓を作ることも可能です。
このように、カスタムフィールドを使うと Webサイトで提供できる情報を「構造化」する事ができます。うまく活用していきましょう。