テストサーバーで問題なく動作していたのに、本番サーバーでのみ起こるトラブルとは

テストサーバーでは問題なく動作していたのに、本番サーバーに載せると不具合が起こることがあります。

例えば

  • 画面が表示されない
  • 動作が異常に重い
  • フォームが動かない

などです。
多くはテストサーバーと本番サーバーのスペックが異なることから、テストサーバーで動作していたプログラムが本番サーバーでは動かないor他のプログラムに影響するなどが起こりえるからです。

テストサーバーと本番サーバーを同時に同じ業者が用意する場合にはそういったことが起こりにくいですが、そうではない場合、事前にしっかりサーバーのスペックを調査しておくことが大切です。
(複雑なシステムを搭載していて、片方が別の時期に別の業者が用意したサーバーの場合など、万全の調査をするにはそれなりの日数がかかり見積もりが高くなることがあります。)

予算がない場合も、本番リリース前には、最低限下記について目線合わせ・問い合わせておくとよいでしょう。

本番リリース予定日時

運悪くサーバーのメンテナンスとかぶったりすることがないとも限りません。
本番リリース予定日時を社内関係者と目線を合わせたうえで、制作会社に余裕をもって伝えましょう。
※トラブルが起こると、随時迅速なやり取りが必要になるため、金曜日や休日前のリリースはおススメしません。(土日に連絡がつきづらくなるため)

サーバーを変更(リプレース)する場合、サーバーの準備ができるのはいつか、どのようなスペックか、新しくSSL対応をする場合など、新しいサーバーの申込してからセットアップまで数日かかるいケースもあります。
本番リリース予定日から逆算して、1週間前までには準備できているようにすると安心です。
また、どこのどのようなプランを申し込んだのかを共有しましょう。

リニューアル後も使用し続けたい旧サイトのコンテンツはあるか

フォームや各種システムなど、リニューアルした後も旧サイトと変わらず使い続けたい機能があるようでしたら、サーバー移転希望を伝える時点で、その機能やおよそのページ数等を洗い出して伝えておくことが大切です。
新サーバーでその機能が引き続き動作できそうか、小規模なサイトでも1か月前には調査依頼しておくとよいでしょう。

システムの移行はなくとも、「過去のブログを移行したい」といった場合、画像の枚数が多すぎて本番サーバーに移し替える時間がまる1日以上かかることもあります。

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この記事を書いた人

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MARCHITECT

大阪出身。大学卒業後上京し、一部上場の教育系の出版社でコミュニティ運営、サイト企画、編集、Webプロモーションなどに約15年従事。
退職後、フリーランスとしてNPOや社会的企業を中心に、事業計画・運用改善・ディレクション・プロモーション・編集・ライティングなどでサポートしています。