会社を設立したり、新しいビジネスを開始し、Webサイトを新しく公開した! そんな時、まずはじめにやっておきたいのが『Google Search Console(旧 Google Webマスターツール:以下、Search Console)』への登録です。
Search Consoleとはいったい何か。登録すると、どんなメリットがあるのか。ここでは、それぞれ紹介していきましょう。
Search Consoleは Googleへの登録窓口
Googleといえば、世界でもっとも利用されている検索サイトです。日々、さまざまなキーワードで検索され、さまざまな Webサイトに誘導されています。せっかく作った自分の Webサイトにも、ぜひ Googleで検索して訪れて欲しいですよね。
Googleの検索結果に、自分の Webサイトが表示されるのは、Googleがたどり着くことができれば基本的には表示されます。つまり、次のような条件の場合です。
- 既存の Webサイトからリンクされた
- Facebook等のソーシャルメディアで URLが掲載された
但し、これらの方法は確実とはいえず、いつ、どんな風に Googleのクローラー(収集ロボット)が拾ってくれるか分かりません。そこで、Webサイトのオーナーが Googleに対して「開設したから、ぜひ検索結果に表示してください」と申請することができる窓口が、この「Search Console」なのです。
また、他にも次のようなメリットがあります。
- Webサイトに、新しく追加した Webページもすぐに申請することができる
- クロール(収集)でエラーが発生した場合に、内容を確認できる
- 検索キーワードなど、分析データを確認できる
これらの機能を、すべて「無料」で利用する事ができます。ぜひ、登録しておきましょう。
※ ただし、Search Consoleに登録したからと、掲載が保証されるわけではありません
Search Consoleに登録しよう
それでは、実際に Search Consoleに登録してみましょう。登録には、「Googleアカウント」が必要になります。Gmailのメールアドレスなどを持っていれば、Googleアカウントとして利用する事ができます。
ログインすると、図のような一覧が表示されるので、右上の「プロパティを追加」をクリックします。
「ウェブサイト」と「Androidアプリ」が選べるので、ウェブサイトを選んでURLを入力します。「追加」ボタンをクリックしましょう。すると、図のような「所有権の確認」を行う画面が表示されます。
これは、他人の Webサイトを不正に登録することがないように、Webサイトのオーナーでなければ行えない作業を行って、Search Consoleへの登録を完了するというものです。次の方法があります。
HTMLタグを追加する
トップページとなるHTMLのファイルを編集し、指定のHTMLタグを書き込む方法です。HTMLファイルの編集の知識と、FTPソフトなどのソフトウェアの利用などが必要となります。もし、制作会社などに制作を依頼している場合は、次のようなタグ部分をコピーして、挿入を依頼するとよいでしょう。
<meta name="google-site-verification" content="xxxxxxxxxx" />
大抵の制作会社は「Search Consoleに登録するので、このタグを挿入してください」と言えば、分かるはずです。
HTMLファイルのアップロード
HTMLを編集するのは難しいが、レンタルサーバーなどにファイルをアップロードすることはできるという場合は、指定のHTMLファイルをアップロードする方法があります。
「別の方法」というタブをクリックし、「HTMLファイルをアップロード」にチェックを入れましょう。
ファイルをダウンロードして、Webサーバーにアップロードすれば完了です。こちらも、制作会社に依頼してもよいでしょう。
Googleアナリティクス、Googleタグマネージャと連携する
もしすでに、WebサイトにGoogleアナリティクスか、Googleタグマネージャを導入している場合は、簡単に認証することができます。「別の方法」タブのそれぞれの選択肢をクリックした後、Webサイトのプロパティを選ぶだけで認証が行えます。
これらの方法で、Webサイトを認証すれば登録完了です。間もなく、クローラーがアクセスしてくれるようになります。
Google Search Consoleには、この他にも便利な機能が多くあります。ぜひ使いこなしていきましょう。