Web制作の依頼とひと言に言っても、準備すべきものがいろいろありそうで、何から着手すればよいかわからない…という方も多いと思います。
また、制作するページの内容によって、準備すべきものは異なっていきます。
依頼前にやるべきこと・準備するべきものをまとめてみました。
1.依頼前に伝えておくべきこと
依頼をする前にまずは以下の項目をはやめにお伝えし、制作会社へ依頼を受けてもらえるか、確認しましょう。繁忙期など、リソース不足で依頼を受けていただけないこともあります。
- 目的
- 公開希望日
- ページ数(※)
- サイト構成(※)
- ページのラフ(※)
- 依頼できる日(素材の準備ができる日、予算や企画の決裁が下りる日)
- 予算
※どのくらいの規模でどんなものにしたらよいのか見当がつかないときは、「何をしたいか」をお伝えするとよいでしょう。
2.ページの構成、要素、配色イメージ
サイトの構成やページで伝えることが決まってきたら、各ページでどんなページ構成にし、どんな要素を入れ、どこを一番目立たせたいかを明確にし、決裁者やステークホルダーの方に確認してもらいましょう。(自分で作れなさそうな場合は制作会社に相談してみましょう)
ここで確認を取っておけば、デザインのチェックの段階になって「ここ、もっとこうしたい」「これって、こうできないの?」などの「後出し意見」による、大幅な修正がなく、自分自身・制作会社の方の負荷も減らせます。
また、制作会社によりますが配色は必ずしも細かく指定する必要はありません。
「こういうトーンで」、「ここにはこの色を使いたい」、というように伝えれば、一般的な制作会社であればカラーバランスを考えて、デザイン案を出していただけます。
(※配色についても細かい指示が必要かどうか、事前に確認しておくとよいでしょう)
もし、配色案がいくつかあるようだったら、依頼時に何パターンかデザイン案を出してほしいと伝えましょう。
1パターン出してもらい、それに対して何度も修正していただくより、複数パターンから、一番良いデザインを選び、それをブラッシュアップしていくほうが効率的です。
もしくは、複数パターンからそれぞれいいなと思う要素のイイトコ取りでもいいと思います。
3.文章や画像を制作するための素材
文字量が50文字なのか、200文字なのかによって、レイアウトを考えなければいけません。
入れたい文章がまだ決まっていない場合でも、どの要素にどのくらいの文字量を入れたいかは、依頼時にお伝えしましょう。
また、画像を制作するための素材もレイアウトによっては、視認性が悪くないかデザインで確認する必要がありますので、依頼時にお渡しできるとスムーズです。
4.コーティング作業に必要な情報を集める
デザインが固まったら、コーティング作業(インターネットで見られるように加工すること)に入るので、その際に必要な情報を集めましょう。
コーティング時には、titleやmeta情報や、リンクさせたいページのURLが必要になります。
ページの中にいくつかリンクを設置する場合は、ページのレイアウト(ラフ等)に番号を振り、何番にはどのURLを設置するか、一覧にすると間違いが起こりにくいです。
制作会社の方もわかりやすいですし、コーティング後に、自分やチェック担当者において、リンクチェックをする際にも便利です。
もちろん、依頼時にすべて情報が揃っていると良いですが、情報が集まりきらない場合もあります。
そんなときは、依頼時にコーティング時に必要な情報は、あとからのお渡しになることを伝え、事前に了承を得ましょう。
そうすることにより、制作会社の「依頼はもらったけど、この情報がないなぁ。いつもらえるのだろうか…。質問しなければ!」というアクションが一つ減ります。
ほかにも、制作するページによって他の情報が必要な場合もあります。
なにをいつまでに準備しなければならないかは、依頼前に制作会社の方に確認しておくと、スムーズに進めることができます。