「御社のことを説明してください」。そう言われれば、業務内容から強みから歴史まで、いくらでも話せる方がいるかもしれません。特に、創業者社長さんでしたら、自分の会社への思い入れもあるので、話すネタには困ることがないでしょう。
では、「3行で説明してください」と言われたらどうでしょう? 何から説明するのか悩んでしまうかもしれません。この「3行」には実は理由があります。Googleの「Description」の設定がこの位の文字数なのです。ここでは、Descriptionについて紹介していきましょう。
Googleで「H2O space」と検索をしてみてください。検索結果に H2O spaceの情報が表示されますが、その下にこんな説明文が表示されます。
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月額 3500円のサイト制作「セルフプラン」や、kintoneと連携したウェブ制作など
これが、説明文(Description)です。Googleなどの検索エンジンでは、これが設定されている場合は優先的に表示され、設定されていない場合は本文から適当な文章を拾って表示します。
説明文として表示されるのは、120文字から 160文字でそれ以上の場合は、「…」で省略されてしまいます。
そのため、3行でまとめる必要があるというわけです。
サイト名・キャッチコピーとはかぶらせない
ここで注意が必要なのが「サイト名」と、先に紹介した「キャッチコピー」を改めて入れる必要はありません。検索サイトでは必ずセットでサイト名などが表示されるため、逆に、説明文にこれを含めると重複した情報となってしまいます。
これらを除いて、3行で考えていきましょう。(ただし、あえて重複させるというテクニックもあります)
説明文に入れたい内容
では、短い文字数で何を優先して説明するのが良いでしょう? ここでは、次のポイントを意識すると良いでしょう。
- 得意なこと
- 地域名・駅名など
- 刺さるキーワード
それぞれ紹介していきましょう。
得意なこと
御社が得意とすることを書いていくのが基本となります。例えば同じ美容室だとしても、カラーが得意なのか、パーマが得意なのかによって特色が決まって来ます。
「○○工務店」という所でも、一般の住宅を得意とするのか、商業施設なのか、リフォームなのか新築なのかなど、自社がその業界の中でどんな立ち位置であるかを示す言葉を記載すると良いでしょう。例えば、H2O spaceの場合は「ウェブ制作会社」と行っても、特に「kintone」と「WordPress」を得意としているため、それを記載しています。
地域名・駅名
店舗を展開する業種の場合、例えば美容室や飲食店、ショップなどの場合は最寄りの駅名などを記載すると良いでしょう。また、多少最寄りではなくても次のように、
○駅徒歩5分、○駅や○駅も利用可能です。
といった具合で、来ることが可能な駅名なども記載しておけば、近所でその業種を探しているユーザーにもヒットすることがあります。
刺さるキーワード
説明文(Description)の目的は、「検索結果をクリックしてもらうこと」になります。あるキーワードでユーザーが検索したときに、一覧をざっと眺めている中で「お、このサイトはちょっと見てみよう」と思わせることが重要です。
社長・店長の思いを一言添えるとか、「こんな方に是非来て欲しい」といった、ターゲットに「刺さる一言」を加えると良いでしょう。「○○な方は、是非お立ち寄りください」とか「○○のために尽力しています」などなど。
ここは、比較的自由に書いてしまって個性が出ても良いかも知れません。
説明文を決めたら、All in One SEOに設定しよう
説明文が決まったら、セルフプランのメニューバーから「All in One SEO→一般設定」にアクセスしましょう。
図の「ホームデスクリプション」という設定項目があるため、ここに入力します。
改行は入れても無視されることが多いため、入れずに入力してしまって良いでしょう。文字数が表示されるので、これを参考に削ったり付け足したりしていきましょう。
こうして設定した後、数日待つと検索結果に反映されます。ただし、検索されたキーワードなどによってはこの設定が無視されて本文の一部が抜き出されてしまうこともあるため、注意しましょう。