Webサイトの「色」を決めよう

Webサイトを制作する際、パーツ類に使う色を決める必要があります。
色の選択は、ユーザーの印象を大きく左右するため、慎重に行うことが重要です。特におすすめなのが、「ベースカラー」「アクセントカラー」「サブカラー」という3つの色を選ぶことです。

ベースカラー

ベースカラーとはWebサイトの背景色などに使われるベースとなる色で、基本的には白か黒が選ばれます。

白ベースの場合、清潔感や明るさを表現できますので、多くのサイトで採用されています。一方で、シックな印象を出したい場合や、かっこよさを重視する場合には、背景を黒にすることがあります。

アクセントカラー

次に、アクセントカラーです。この色はボタンやリンク、強調したい部分で使われます。一般的には、目立ちやすい赤系の色が選ばれることが多いですが、サイトの雰囲気に合わせて柔らかい色にしたり、クールな青系の色にすることもあります。

アクセントカラーは、ユーザーの目を惹くために非常に重要な要素となります。

サブカラー

サブカラーは、アクセントカラーに加えてもう一色使いたい時に便利です。この色は、アクセントカラーと相性の良い色を選ぶのが理想です。もし良い組み合わせが思い浮かばなければ、グレーなどのニュートラルな色でも問題ありません。

Snow Monkeyに設定しよう

Snow Monkeyを利用している場合、アクセントカラーとサブカラーを設定することで、ボタンや各種パーツの色が一括して変更されます。

管理画面の左端のメニューバーから「外観→カスタマイズ→デザイン→基本デザイン設定」で、「アクセントカラー」と「サブアクセントカラー」の値を変更しましょう。

色の選び方

企業ロゴやテーマカラーなどに合わせる

もしすでに、企業やサービスのロゴマークが存在する場合、その色をアクセントカラーにすると良いでしょう。ロゴの色を採用することで、一貫性を持たせ、ブランドの認知度を高めることができます。

ターゲットの年齢層で決める

前の記事で、ターゲットの年齢層を考えましたが、年齢層によっても好まれる色が変わってきます。若い世代を対象とする場合、はっきりした色使いが好まれますが、高齢者向けのデザインでは、淡い色使いが多くなります。このように、色選びの際には、ターゲット層に応じた配慮が必要です。

業界によって選ばれやすい色

また、業界によっても選ばれやすい色の傾向があります。

例えば、飲食業界の場合、青っぽい寒色系の色は料理の写真との相性が悪く、視覚的な魅力を損ねることがあります。

逆に、落ち着いた印象が欲しい時には、赤っぽい暖色系では相性が悪くなることも。その場合は、かなり黒っぽい赤を選び、落ち着いた雰囲気を出すことがあります。

このように、Webサイトの色を決める際には、ベースカラー、アクセントカラー、サブカラーを意識し、ターゲット層や業界の特性を考慮することが大切です。
色選びの工夫を重ねることで、見やすく、心地よいユーザー体験を提供することができます。